【アニメ】
・いぬやしき
原作3巻くらい読んだやつを何の気なしに鑑賞。
GANTZもそうだけど、奥浩哉氏の作品は肌に合うのかもしれない。
とにかく面白かった。
まず何より、主人公と言えば中高生くらいの男、せいぜい20代というのが鉄板の漫画・アニメ作品において、
こんな定年間近のおっさんが主人公というだけですごい。
しかもそのおっさんがバリバリ兵器出して戦っちゃうんだから、もうぶっ飛んでるよね。
あと声優。
1話でロボ化したおっさんと獅子神(高校生)の声だけ、俳優が当ててる。
これ最初ものすごく違和感があって、特に獅子神の方なんか浮きすぎだろと思ってたんだけど、
これがある意味で人間じゃない感を出していると気づいてからはもうドはまりよ。
おっさんの方は弱々しい声がすごく印象的で、それがまたキャラクターに味をつけてる。
普段俳優が声優やるってのは反対派なんだけど、このキャスティングは評価したい。
総合評価:89/100点
作画:265/300点 [取り立てて悪くはない。CGがぬるぬる動いて全体的には気持ちいい感じ]
展開:280/300点 [テンポめっちゃいい。ただし最終回の持っていき方はちょっと強引では?]
ストーリー:265/300点 [冴えないおっさんが主人公なのに泣けるというだけで面白いが、
オチがちょっと弱かった感]
音楽:170/200点 [ふつう]
キャラ:85/100点 [必要最低限で十分。老人が主人公というだけで特異な優位性あり]
声:90/100点 [最初クソだと思った主人公と獅子神の声がなぜかフィット]
ただ最終話はちょっと唐突感すごかったな。
エンディングの後のシーン必要だったかなぁ?
漫画の続きも気になってたけど、どうやらほぼ原作準拠らしいから、これで満足しておこう。