【ゲーム】
・最終試験くじら Departures
・最終試験くじら Progressive
・最終試験くじら Conservative
・D.C.?〜ダ・カーポ?〜 [累計:2時間30分]
[くじら]
Departuresコンプ、そしてProgressive、Conservativeコンプ。
ゆん(*´Д`)ハァハァ
幼い頃の紗絵(*´Д`)ハァハァ
しかし思うのだが、ゆんの中の人は喘ぎがヘタだ。
中の人は源氏名で本当は水橋かおりなのだが、慣れてない感じがたっぷりだ。
まぁどーでもいいんだけどさ。
ちなみに紗絵の中の人も源氏名で、本当はあおきさやかである。
一般人の方に忠告だが、芸能人のアレではない。
身近なところだとキョンの妹、SHUFFLE!のリシアンサスなどだな。
さてここまでやってみて、つまり前章となる部分と本編を読み終えて、
この作品は評価されるべき作品ではないだろうかと考えている。
確かに各キャラルートは意味が分からないが、あれは実際それほど重要ではないのだ。
紗絵以外のルートは、この作品の中では完全なオードブル的存在であると考えていいだろう。
そしてそう考えることによりこの作品は味わい深いものになってくる。
Progressiveをやって気づいたのだが、これをやってから本編に入るのとそうでないのとでは、
明らかにやってから本編に入ったほうが理解しやすくなる。
もしこれからやろうと考えている人がいれば、どこか(FDなど)でProgressiveを手に入れて、
そこから始めた方が絶対にいい。
以下がこの作品の最終的な評価である。
但し、あくまで個人的な主観に基づいたものであることを承知してほしい。
総合評価: 67点
個別シナリオ: 70点 [仁菜先輩ルートが良かっただけ]
メインシナリオ: 85点 [全て分かると鳥肌モノ]
展開: 50点 [展開はちょっと弱い]
結末: 80点 [結末としてはこんなものかと]
舞台: 70点 [存在意義が分かるまではなんとも]
設定: 80点 [なかなかユニークだと思う]
キャラ: 70点 [仁菜先輩と紗絵だけ、後は要らない]
声: 70点 [仁菜先輩と紗絵と香倶耶だけ]
音楽: 75点 [OP曲は素晴らしいが、BGMはイマイチ]
グラフィック: 50点 [立ち絵とCGでキャラが変わる]
システム: 40点 [セーブ/ロードは普通だが、画面上が寂しすぎる]
以下にこの作品の核心的な論を書いてみた。
結構長い。
左に青いラインがある部分が該当部分だから、読みたくない人は飛ばして欲しい。
この作品の舞台から真相まで、徹底的に洗って時系列で述べたものだ。
以前に紹介した考察サイトの考えも利用している。
なお、前章〜紗枝ルートまでのほとんどのネタバレを含む。
紗枝以外のキャラのネタバレは含まない。
また、本論は「久遠寺一座は存在しない」という設定で進めることとする。
存在したという考えも出来るが、論が長くなるので避ける。
いずれにせよ、これを読めばこの作品の理解が深まることは確実だ。
プレイした後読んでも効果はあるだろうが、
どちらかと言うと未プレイの方に読んでいただきたいものだ。
PS2版のAliveも発売間近となっている。
まぁかなりの設定変更もあるのだろうが。
ネタバレはするが、これは避けられないネタバレだと思う。
むしろこれくらい事前知識として持っておいたほうが楽しめるというものだ。
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本編よりも数年前の話。
母に捨てられ、アパートの一室で泣いていたメインヒロイン、名雲紗絵。
彼女は母方の母である祖母に引き取られ、安武市で暮らし始めた。
そこへ現れた少年が久遠寺睦。
この作品の主人公である。
彼は人見知りな性格だった紗絵と遊び、彼女を楽しませた。
スイカを一緒に食べたり、丘の上にある秘密基地に連れて行ったりした。
睦は彼女を「さっちゃん」と呼び、紗絵は彼を「むっちゃん」と呼んだ。
紗絵は体が弱かった。
そのため定期的に薬を飲む必要があった。
ある日、花火大会が開催された。
それを見せたくて、彼は紗絵を丘の上へ連れ出していった。
紗絵は薬を飲む時間が近づいていることを懸念していた。
それを睦に伝えると、彼は彼女が帰ってしまうのを恐れて嘘をついた。
「薬なんて少し飲まないくらい大丈夫だよ。お医者さんも言ってたよ」
紗絵は睦の言葉を信じた。
花火大会も佳境に近づいた頃、紗絵は倒れた。
花火に夢中になっていた睦は、
自分の言葉に彼女が反応しないことにも気づかなかった。
気づいたときには紗絵は大人たちに取り囲まれていた。
その様子を見て怖くなった睦は、自ら無意識にその記憶を消した。
そう、紗絵という女の子がいた記憶さえも―。
紗絵はそのことが原因で病気にかかった。
不知の病だ。
それはその日あった出来事を翌日記憶していないというものだ。
彼女は言語記憶と存在記憶以外の全てを
「その日」に置いていかざるを得ないのだ。
ただ、「むっちゃん」という存在は消えなかった。
病院に収容された後も、彼女は記憶を頼りに毎日丘へ行った。
丘に行けば「むっちゃん」に会えると信じて…。
しかし彼はなかなか現れなかった。
それもそのはず、睦は彼女に関する全ての記憶を失ったのだから。
ある日目覚めると、部屋の中がそこらじゅう文字だらけになっていた。
彼女はその日からノートに日記をつけ始めた。
「むっちゃん」に会えない苦しみと共に、日々を記録していった。
しばらく経って、彼女は諦め始めていた。
丘に行っても「むっちゃん」はいない。
明日行っていなかったら諦めよう、と。
そしてその日、最後の望みと共に彼女は丘へ出掛けた―。
時は流れ、彼は再び丘の上に来ていた。
別に紗絵のことを思い出したわけではなく、
ただこの街を眺めていただけだった。
というのも、彼は数日後にこの街を離れて都会へ行くことになっていたのだ。
友人のことや街のことを考えて涙ぐんでいると、ふと後ろから声をかけられた。
「どうしたの?」
さらっとした黒髪で、ワンピースをまとった少女がいた。
彼女は読書をしに来たのだという。
紗絵は睦の存在は覚えていても、顔は覚えていないのである。
従って彼が本当の「むっちゃん」であるかどうかは分からない。
「むっちゃんを探してるの」
彼は驚いた。
何故なら自分のあだ名も「むっちゃん」だったからだ。
そのことを彼女に伝えると、彼女はとても喜んだ。
「むっちゃんは、むっちゃんだよ!」
それからというもの、睦は学校をサボりながらも紗絵と遊んだ。
夕方になって看護師の美枝子に迎えられるまでは。
彼は彼女が記憶障害であることを知らなかった。
そんな毎日が続いたある日、二人は水族館へ行った。
そこで睦は紗絵に「しろたまストラップ」をプレゼントした。
紗絵はそれをうれしそうに自分の携帯につけた。
そこで彼らはアドレス交換もした。
その日の夕方、紗絵は丘の上で睦に伝えた。
「もう、会えないの」
「どうして!?」
「大きな病院に行くことになったの」
その後彼女は自分が記憶障害であることを話した。
ノートも見せた。
睦はそのノートをもっと見たくなり、彼女から強引に奪おうとした…。
そして、ノートは半分に裂けた―。
紗絵は倒れた。
睦はすぐに彼女の携帯から病院の連絡先を探し出し、電話した。
到着した美枝子に睦はものすごい剣幕で叱られた。
「覚悟があるなら、明日病院に来い」
次の日、彼は病院へむかった。
美枝子と共に着いたのは紗絵の病室だった。
唖然とした。
壁がカラフルな文字で埋め尽くされていたのだ。
病室には紗絵はいなかった。
美枝子に理由を聞くと、「大きな病院が『臨床』に使いたいそうだ」と答えた。
彼は憤慨した。
そして彼は美枝子から、紗絵の持っていたほうのノートを受け取った。
目を通し、彼は自分の不甲斐なさに腹を立てた。
そこへ美枝子のPHSに連絡が入った。
車で移動中、紗絵が逃げ出したのだという。
美枝子はすぐに出て行ったが、彼も探し出さずにはいられなかった。
途中、メールが来た。
紗絵からのものだった。
だかこちらからは一切連絡が出来なかった。
そのメールの言葉を頼りに、彼は丘の上へ着いた。
誰もいない。
が、ベンチの上に彼女のリュックと愛用のぬいぐるみがあった。
メールが来ていた。
「そのお友達を、一番大切なお友達のむっちゃんに、大切にして欲しいの」
連絡は途絶えた。
何故なら、そこには見覚えのある携帯が置いてあったからだ。
しろたまだけが落ちて―。
雪が降ってきた。
夏なのにどうして?
日差しに当たっても融けないそれは、どんどん降り積もっていく。
そして彼は、再び記憶を消した―。
(以下前述の設定適用/別の展開も可能)
数年のときが経ち、彼は何らかの理由で再び安武を訪れていた。
[または]数年のときが経ち、彼は別の街で暮らしていた。
紗絵はいた。
この街に、まだいた。
彼女は深くに刻まれた記憶より、睦にふたたび会いたいと願った。
その願いは、新たな世界を創造した。
[または]その願いは、睦に壮大な世界の夢を見せた。
空にくじらが浮かぶ世界である。
この世界は常夏。
紗絵が好きな季節だった。
(この世界が本編のシナリオ)
そして彼女はその世界に「くじらの少女」「名雲さえ」の2人となって顕現した。
「くじらの少女」としての紗絵は、その世界のいわば指南役として存在した。
その世界では、彼は旅芸人「久遠寺一座」の女形として存在した。
(紗絵以外のヒロイン中、春香と優佳は実在しない)
(うち優佳については不確定)
紗絵が作った世界の中で、彼はヒロインたちと恋に落ちていく。
しかし紗絵以外のヒロインとの恋愛は紗絵の望んだものではない。
だが彼女はその恋愛を見過ごした。
「くじらの少女」などとして擁護したこともあった。
(この点に関しての理由は不明)
従って紗絵以外とのヒロインとの恋愛が一定の結末を迎えると、
世界は一旦紡ぎ直されることになる。
そして睦は再び日常をやり直すのである。
これは本人には自覚がないことだが、一部でその記憶を持っていることもある。
つまり、他のヒロインとの日常で、
前に過ごしたヒロインを覚えていることがあるのだ。
さて全てのヒロインとの恋愛を体験すると、彼は再び紡ぎ直された世界の中で、
「名雲さえ」という女の子に出逢うことになる。
そして数々の出来事を経て、彼は彼女の真意を理解することになる。
これが「最終試験くじら」、タイトルの本当の意味である。
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以上が(推測を含んだ)論である。
打ち込むだけでかなり疲弊してしまった。
しかしまぁ、これだけ分かってきてもまだ分からない点もある。
「世界は黒くて汚いから せめて君だけは 白いままで―」ってのだ。
紗絵の言葉なのだろうが、これに深い意味があるのだろうか。
白い世界に降った黒い雪の物語とか。
雪が魂だとかなんだとか。
分からんな。
さてD.C.?〜ダ・カーポ?〜をやろう。
[D.C.?]
これは…名作の予感!
ほぼ全キャラに萌えた!
これはなかなかあるものではないぞ。
どんな作品にも必ず要らないキャラがいるものなのに…。
この作品にはとりあえず「うわ、これは要らないわ」と思うキャラがいなかった。
それだけにあらず、シナリオもテンポが良くてなかなか面白い。
また、以前体験版「春風のアルティメットバトル」をプレイした際にも述べたが、
これは立ち絵での表現が他の追随を許さないほど素晴らしく良い!
キャラ2人で前と後ろを組み合わせるのみでなく、拡大縮小、数多の表情、
後ろを向いた絵などなどがとにかく良いのである。
キャラそれぞれに上に挙げた絵があるため、シーンの情景が直感的に分かるのである。
ここに関してはいくら褒めても褒めたりないと思う。
CGや背景も割と数があって、立ち絵で補いきれていないところもばっちりである。
つい最終試験くじらと比べてしまうのだが…。
あれは…ね。
まぁ過去の作品だし。
さて、2時間30分プレイ後のキャラお気に入りランキングを記しておこうか。
サブキャラ含めて今のところこんな感じ。
由夢=ななか=さくら>>美夏>音姫>杏>>小恋>>麻耶>茜>>まゆき>>>水越
由夢は(・∀・)イイ!!
なんと言ってもあの声がたまらん!
んでもってやっぱり妹www
ななかもいいねw
このななかってやっぱり人の考えてることが分かったりするのかな?
まぁ明るいキャラにはたいてい裏があるものだしー。
さくらは一番年上のはずなのに一番のロリキャラw
(*´Д`)ハァハァ
美夏のツンっぷりもたまらん。
声もいいw
音姫、何故姉キャラなのに俺は…俺は萌えているんだぁぁぁぁぁぁ!
かわいいよ音姫w
杏はプレイ前お気に入りだったけど実際あまり魅力的ではなかったな。
ちょっと残念。
小恋は普通。
キャスティングちょっとミスったかなって感じ。
麻耶は委員長キャラだな。
髪の色と質感が気に入ってる。
茜以降省略。
あぁ、クリックしすぎて筋肉痛になったんだぜ。
具体的に言うと、掌が地面に平行になるように腕を伸ばしたときに一番盛り上がるところね。
肘のすぐ近くの筋肉。
湿布張ったけどさ。
さて、寝て起きたらもう一度会いに行くからな!
待ってろよー。